最初のバンド2

前回書き忘れましたが曲は当時私の中学の一部で流行っていたBAKUというバンドの楽曲。

ボーカルの提案で初めて聴いたのだが、わりと好きな感じだった。

ホコ天で活動をしていたバンドらしい。その時にはもう解散していたようです。

 

とにかく皆で合わせて練習するのはとても楽しかった。

どんなに下手だろうと最初は楽しいが勝つ(笑)

知識や技術がなく、本当にただ楽しいでやっていた。この感覚は上手くなっていくと味わえないのかもしれない。

今考えると知識や技術が付くにつれ、楽しさの形が変わっていくような感じに思える。

どっちがいいのかはわからないが、音楽で同じ思いに戻るのはもう難しいのかもしれません。

 

ライブが近づくにつれて練習にも焦りが出る。なんせ初めてのライブだからだ。

人の前に立って何かをするなんていう経験は全くなかった私たちに緊張と恐怖を与える。ミスしたくないとかいっちょ前に考える(笑)

練習に力が入っていくのがわかった。

早い曲を叩くと手がすごい辛い。腱鞘炎になりそうな感じだ。

それでも気合で乗り切った。そもそもスティックの持ち方すら適当だったから余計に叩きづらかったのだろう(笑)

 

3学期になり卒業手前にライブハウスを予約した。

同級生に片っ端から声をかけ見に来てくれるようお願いした。

とうじ5クラスくらいあったかな?なので150人くらいには声をかけた。

 

卒業式を終え、次の日が本番当日だった。

それまでも練習を重ねた。最後の練習の時は皆少し寂しさもあったと思う。高校に行けばバラバラになる。明日の本番が最後のバンドだ。数ヵ月だがその日の為だけに練習をしてきた。緊張が大きくなる。

 

本番当日

ライブハウスに付くと、全員何をしていいかわからない(笑)

ライブハウスの店員さんに言われたまま動く。

リハが始まった。

ライブハウスの人もビックリな下手さだっただろう(笑)

それでも皆至って真面目だ。

 

リハも何とか終わり本番を待つ。

お客さん(と言っても全員知り合いだが)、ぞくぞくと集まってきた。

知り合いだが緊張はする。私たちの出番は4バンド中2番目。

最初のバンドを後ろで聴きながら緊張を紛らわすためにスティックを振る。

そしていよいよ出番。

私はドラムに座る。

後ろから見るメンバーの背中がかっこよく見える(笑)

その時ドラムはまだ緊張しないほうかもしれないと思った。前に立つギターをやらなくてよかったなぁと思った記憶がある(笑)

 

そして演奏スタート

その様子を友人の親が録画してくれた。

緊張からかペースが異常に速くなっていた。ドラムあるあるだろう(笑)

速すぎて皆ミスをする(笑)

それでも会場は盛り上がっているから全然オッケーだった。

学生の友人だけしかいないから許されるライブだった(笑)

そのままバラードでもペースは速め、当人全く気付かず進む。

曲よりノリだった当時はそのまま乗り切り無事?終了。

 

ライブのあと後ろに戻ると物凄い達成感と脱力感が襲ってきた。

とても心地よい気分になる。

そのまましばらく動きたくなかった。

皆と楽しかったーとか緊張したーとか話しながらしばらく談笑していた。

最高の時間だ。

 

そしてすべてのライブが終わり、客も帰った。

皆ライブハウスに会計を済ませ、ライブの楽しみの一つ、打ち上げに行くことにした。

打ち上げと言っても学生だからファミレスだ。

皆で今日のライブについてワイワイ盛り上がる。

初めてのライブは新鮮な事ばかりだったから話のネタが尽きない。

最後は何より盛り上がってよかったという事で解散となった。

 

家に帰ってもまだ興奮が冷めない。ずっとライブの事を思い出して浸っていた。

明日からバンドもない、少し寂しいという気持ちもあったが、達成感がすごかったのでそこまで気にならなかった。

こうして私の最初のバンドは幕を閉じた。

 

その後友人から録画を受け取る。

初ライブ、皆必死に演奏していた(笑)

お客さん何てほとんど見てなかったが、とても盛り上がっていた。

音質は良くないが、一生モノの宝物となった。