音楽

私は中学の時からバンドを組むようになり、ギター、ベース、ドラムと色々やってきました。一番長くやったのはドラムでやる人が少ないという理由もあり一番練習し、一番上達したと思います。

最初は知識も何もなくただそれっぽく叩いていたのですが、今思えばひどいものだったと思います。

ドラムにチューニング(音合わせ)がある事すら知らなかったです。

リズムを取る事の難しさ、叩くタイミング、強さ、様々な技術、何も考えずにやっていました。それはそれで楽しいので音楽としてはそれでいいのでしょう。

 

しかし何も知らなかったドラムの難しさを理解し、出来るようになってくるとそれ以上に楽しさがわかってきます。音の強弱だけでも音楽に合わせたイメージで叩いたり、これだけで楽しい。その楽しさの幅を広げるためには技術やリズム感や感性が必要となります。その練習はとても退屈だったり出来なくて辛かったりします。

しかしそれを乗り越えて1つの音楽を作ると、これまでにない満足感が得られます。

完全に自己満足かもしれませんが、たまにいいドラムだったとお客さんに言われたりするととても嬉しいものです。

ドラムに感情を込めるなんて事は最初は全く考えもしなかったのですが、長く続けると見えるモノでした。ギターもベースもボーカルも感情を込めて奏でる音やアレンジは違って聞こえるものです。

音楽に感動するのは音のすべてに気持ちが入っているからなのかもしれませんね。

 

何事も長く続けるだけで色々見ようとするし、色々見えてきます。物事の本当の楽しさを知るには長く続ける事も必要なのかもしれません。