仕事の相談

仕事の相談をよく受けていました。

女性ばかりの職場だったのもあり、私に相談しやすかったのかと思います。

その中の1つに新入社員Hさんが仕事が出来なくて困るという話がありました。

どこに勤めていてもこういう話ってありますよね。

私たちの時は出来たとか、あの人はもっと早かったとか。

私は言いました「まだ入って2ヵ月くらいでそんな事言わないの、自分は出来たなら自分が優秀だったんだと思うのはいいけど、それを押し付けてはダメだよ、それに教え方に問題はないのかもう少し考えてみたらどう?教え方次第で伸びるものも伸びなかったりもする、相手のせいにばかりするのはどうだろう」と、少し嫌味にも聞こえるかもしれないが言った。

相手もうーんという感じでいた。

じゃあ何がどうダメなのかと尋ねると、覚えるのが遅い、同じことを何度も聞くという。私は「何度も聞いたら何度も答えてあげればいいよ、ただ聞かれた時嫌そうな顔をしたり、何度も聞くなとか、また?とか言わないようにね、それを言ったらもう聞けなくなる人もいるから。そして聞かないと間違えてもそのまま進むから」

でもメモも取らないんですよと言う。たしかにメモを取るというのは教える側に対する礼儀でもあり、復習するために大事だと思う。

私個人はメモを取る事はどうでもよく、ちゃんとやってれば何度聞いてきても答える。せっかちな私はメモを取る時間待つのも、忘れた時メモを見返して時間がかかるのも嫌なのだ(笑)

私が見る限りHさんは萎縮してるようでした。私も昔は人見知りで萎縮してしまう事がありました。なので私はもう少しHさんが溶け込むまで気長に見てあげなよと言い、さらに社員にHさんが萎縮してるから気にかけてやってと言いました。

それからしばらくしてHさんは皆と溶け込み、萎縮した感じもなくなりました。

結果Hさんは仕事を覚えて、店舗の事務長として働くまで成長しました。結局最初なんて皆0から始まるのだから、少しスタートが遅くても関係ないのです。

私の判断が正しかったのかはわかりませんが、結果として悪くない方向に向かったので良かったと思っています。正直社員に気にかけてやってなんて言うのはおせっかいな気もしましたが、社員を信じて言ってみてよかったのかなと思っています。

教える側に立った時、その人にとってどう教えたら伸びるのか、自分は間違えていないかを考えながら教えれたらお互いの成長に繋がるのではないかと思っています。